高校受験を意識した中学英語

中学英語を学ばせる際は、高校受験を意識した勉強方法を取り入れる必要があります。
中学英語は、学校の授業で学ぶだけで普段は使わないのではないでしょうか。
中学3年生になると、高校受験を意識しますが、中学1、2年生で勉強してこなかった子どもは、全くわからない状態になっていることも少なくありません。
反対に、しっかりと中学英語を勉強してきた子どもは点数を取ることができ、高校受験対策もスムーズに進むでしょう。
特に、中学3年生の2学期は、学校で学ぶ中学英語の勉強と共に、これまで勉強してきた基本的な英語を見直して効率良く進めていかなければ、高校受験対策と学校のテスト対策の2つが負担となり、勉強が苦しくなるはずです。 高校受験の英語では、中学2年生の内容が7、8割出題されると言われています。
中学英語の基礎が理解できていないと、勉強に取り組むことができず、苦労する中学生も多いです。

基礎を見直しつつ授業も理解する

高校受験を意識し始めた時期は、学校の授業も進んでいくため、何から勉強して良いかわからない子どもが多いです。
気持ちばかり焦ると、効率よく受験対策ができません。
焦らずに勉強方法を考えていきましょう。
基本的には、過去に習った中学英語の基礎を見直します。
そして、学校での授業は、その時間で理解できるようにしていくと効率が良いです。
中学3年生2学期からは、これまで習ってきた英語表現をさらに詳しく説明する英文、英作文の長文を勉強していくでしょう。
そのため、これまでの基礎が身についていなければ、学校の授業についていけなくなり、苦手意識がますます強くなります。
しかし、新しく学ばなければならない中学英語の基礎は少ないです。
これまでの基礎が基本となり繰り返し出てくるため、授業で学ぶ英語に関連する基礎を一緒に見直していく勉強方法が良いでしょう。
この勉強方法は、高校受験対策にも繋がります。
正しい勉強方法で受験対策をすると、子どもは焦らずに効率よく勉強を進めていくことができるのです。

3つの分野に力を入れよう

高校受験において、他の子どもと差をつけたいという場合は、単語、文法、長文読解に力を入れましょう。
この3つの分野をいつまでに仕上げるかを明確にして、勉強を進めていきます。
単語は、短時間で一気にたくさんの単語を身につけられるわけではありません。
そのため、毎日の学習で身につけていく必要があります。
中学1、2年生で単語の暗記を怠っていた子どもは少し辛いかもしれませんが、毎日コツコツを暗記させましょう。
高校受験の英語において、最も大切な分野は文法です。
英語が苦手と感じている子どもは、文法を理解していないことが多いのではないでしょうか。
現在形、過去形、現在進行形など、一つ一つ理解させてください。
中学3年生の8月までは文法を強化し、9月以降は長文読解を勉強していきます。
高校受験では長文がよく出題され、配点も高いです。
様々な長文を読んで、練習する必要がありますが、文法が理解できていない子どもは、長文を読むことが難しいでしょう。
そのため、長文読解の勉強を始める前に必ず文法を理解させておく必要があります。
英語に対する苦手意識が強くならないように、これまでの基礎を確認しながら授業と並行して高校受験対策をしていくと、効率よく進めていけるのではないでしょうか。
数種類のテキストなど、様々な分野を満遍なく勉強するよりも、しっかり理解していくことが大切です。