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英語文化の国語の授業はどんなことをしているの?

● 読み書きは繰り返し学習 日本人の子供でも生まれた時から日本語を聞いていれば、
自然に言葉を覚えて話せるようになりますが、
文字を読んだり書いたりは家庭や学校で教わって出来るようになりますね。
英語文化圏の英語が母国語の子供達も同じです。
低学年の子どもが話す英語を聞いていると、やはり文法の間違いをしています。
三人称のs が抜けたり、時制の混同が多いようです。
親が直したり、先生が注意をしたりしていますが、
授業でも学年相応のワークブックを利用して指導しています。
また、筆記体の書き方も授業で習います。
英語文化では文章を書くときはブロック体よりも早く書けますので、
正確で読みやすい筆記体の練習をします。
日本の硬筆の書き方のような感じでしょうか。
日本の漢字学習に相当するのが英語文化のスペリング(綴り)です。
紛らわしい綴りの単語を暗記して、意味を覚えて、
その単語を使って短文を作って発表したりもします。
スペリングテストもありますし、
スペリング大会のような催しでスペリングチャンピオンを決めたりします。

● 本を一冊丸ごと解剖 中学年から高学年になると、読書や作文に多くの時間を割くようになります。
作文は文の構成、起承転結、内容が重視され、
スペリングのミスや文法の間違いは減点の対象にはなりません。
英語文化では自分の言葉で思いを伝える事が大切なようです。
教室に貼ってあるエッセイなどを見ても挿し絵やレイアウトにも工夫が凝らしてあって、
オリジナリティーも重要なポイントのようです。
学校行事として、リーディングウィーク(読書週間)があり、
授業中にパジャマに着替えて寝ながら好きな本を読んだり、
高学年の生徒が低学年の子どもたちに読み聞かせをしてくれたりします。
日本の国語の教科書は物語などの一部を抜粋してありますが、
高学年になると、半年から一年かけて一冊の本を読み解いていきます。
本が原作になった映画があれば授業中にDVDを観賞したり、
その物語が書かれた時代の歴史を調べて発表したり、
その時代の服装や食べ物を再現したりと日本の国語の授業にはないユニークな内容で、
ただ本を読み進めるだけでなく、興味をもって調べる事が重視されています。