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英語文化での食事の時の言葉は?

● 食事の挨拶と言えば… 日本では、食べ始める前に手を合わせて「いただきます」、
食べ終えたらまた手を合わせて「ごちそうさま」。
最近はきちんと挨拶をせずに食べ始める人も多いようですが、
この挨拶をすることで気持ち良く食事をすることができます。
ところで、この言葉の意味はご存知でしょうか。
「いただきます」という言葉は食事を作ってくれた人に対する感謝や、
食材となっている野菜や肉などに敬意を払い感謝するという意味があります。
「ごちそうさま」は、漢字で書いた時の言葉通りの意味です。
食材を集めるために走り回ることを馳走といい、
それに感謝と敬意を表し御と様が付き、「御馳走様」というわけです。
もともと「いただく」という言葉は、神様や位の高い人など自分よりも
身分が上の人に対して捧げものをする際に頂(頭)よりも高く掲げたことに
由来しています。
このことからも、日本独自の挨拶であることがわかります。

● 英語文化の挨拶 英語文化では食事の前に挨拶をする習慣はありません。
敬虔なキリスト教徒の場合は食事前に神に感謝する祈りの言葉を
復唱する場合もありますが、英語文化として統一された文言はないのです。
とはいえ、食事前には挨拶をしたいのが日本人というもの。
日本語の「いただきます」「ごちそうさま」は英語ではどう表現するのでしょうか?
まず、「いただきます」にあたる表現としては「Let’s eat!」があります。
直訳すると、「食べましょう!」ですね。挨拶というよりは掛け声のようです。
英語文化には「ごちそうさま」にも決まった文言はありませんが、
「Let’s eat!」に対して「I’m done!(食べ終わりました!)」と
言えば食事に区切りをつけることができるでしょう。
また、作った人に対する敬意を込めて
「Thanks for the nice meal.(素敵な料理をありがとう)」と
挨拶するのも素敵です。
「いただきます」も「ごちそうさま」も決まっていないからこそ、
感謝の言葉を伝える手段は数多にあるとも言えます。
英語力を付けて、自分なりの新たな挨拶を考えてみるのも楽しいかもしれません。

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