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中学英語でつまずきやすい現在形

● つまずきやすい時制問題 つまずきやすい時制問題
中学英語でつまずきやすい英文法のひとつに、時制があります。
特に現在完了形は中学英語の範囲の中でもつまずきやすいです。
現在形が苦手な子どもも多いのではないでしょうか。
まずは、現在形と過去形の違いを理解させることが大切です。
現在形と過去形の違いを言葉で説明するのは難しいため、絵で教えると良いでしょう。
視覚化することでわかりやすくなります。
現在形につまずく子どもは時間軸の感覚が難しいと感じるようです。
この時間軸の感覚を視覚で説明し、イメージさせることができれば中学英語の現在形問題が解けるようになります。
また、現在形には「継続」、「経験」、「完了」の3つの用法があるため、これらをマスターさせることもポイントです。

● 現在形の3つの種類 現在形の3つの種類
現在形の「継続」は、過去のある1時点から現在までずっと続いているという意味です。
「経験」は〜したことがある、という意味になります。
過去形だと勘違いしてしまう子どもが少なくありませんが、現在の状態のことを示す場合は現在完了形になるのです。
例えば、「I have climbed Mt. Fuji once.」は「私は富士山に1度登ったことがある」と訳すことができ、現在完了形になりますが、「”I climbed Mt. Fuji last year.」は「私は去年富士山に登った」、という事実だけを伝える文章になります。
現在形の「完了」は、「今〜してきたばかりだ」、「〜してしまった」という意味です。
「完了」も過去形と区別することは困難ですが、今の状態が含まれている分は過去形ではなく、現在形になります。
また、「完了」はjustやalreadyといった副詞がたびたび使用されます。
「継続」では、sinceやforといった前置詞が使われ、「経験」はonceやtwiceといった副詞が使われるため、副詞や前置詞で見分けることも可能です。
中学英語の現在形をマスターするためには、現在形だけでなく過去分詞形の不規則変化をしっかりと暗記させることも重要です。
過去分詞形を暗記できていれば、現在形と区別がしやすくなるでしょう。

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