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中高一貫校生の英検の所持率と獲得級について

● 中高一貫校の生徒は英検所持者が多い 中高一貫校の生徒は英検所持者が多い
中高一貫校では、生徒に英検を受験させることがあります。
中高一貫校に通う生徒の中で、これから英検を受験する予定のある生徒も多いのではないでしょうか。
中高一貫校に通っている生徒の英検所持率は約88%だとされています。
この所持率から見ると、圧倒的に英検の資格を持っている生徒が多いということがわかるでしょう。
学年別でも英検所持率が異なります。
中学1年生では約71%、中学2年生は86.7%、中学3年生は89.5%です。
高校1〜2年生は100%だとされており、高校3年生になると87.9%の生徒が英検の資格を取得しています。
英検の所持率が高い理由は、大学進学の実績を出すために英検を重視している中高一貫校が多いからです。
2020年から大学入試を英検に置き換えることができるようになるため、今後も英検所持者が多くなるでしょう。
英語の受験対策の方法がこれまでと変わる可能性があるため、注意しなければなりません。

● 所持率と獲得級 所持率と獲得級
高校1、2年生では英検の所持率が100%ですが、これは大学受験に向けて意識が高まっているからでしょう。
英検の資格を持っていて損はない、英語のテスト代わりになるといった理由で英検を受験する生徒も少なくありません。
中学1、2年生の所持率が高いのは、中高一貫校が学校としての取り組みを行っているからです。
中には、中高一貫校ですが中学校から高校に進学できる条件として、英検の取得を設けている学校もあります。
英検の獲得級については、準2級が29.3%と最も多いです。
特に、中学3年生から高校3年生までの生徒の半数以上は準2級を所持しています。
次に、3級24.1%、4級15.5%、2級10.3%のようになっています。
準2級と2級の難易度の差が大きく、苦戦する生徒が多いようです。
さらに2級から準1級、準1級から1級も難易度の差が大きくなります。
取得をしていない人は10.3%で準1級は3.4%と最も少ない結果です。
高校卒業レベルは英検2級であり、大学受験でも2級を所持していると有利だとされています。
これから英検受験を控えている生徒や、大学受験対策として英語を学ばせる場合は2級を目標に取り組ませてみてはいかがでしょうか。

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