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中高一貫校と公立校の英語の違いとは

● 授業の進み方が違う 授業の進み方が違う
中高一貫校と公立校では授業の進み方が違います。
公立校よりも中高一貫校の方が授業の進むスピードが早いです。
その分、高校範囲が早く終わり大学受験の対策に時間を割くことができます。
そのため、授業のスピードについていくことができると公立校よりも受験対策が有利です。
授業スピードはカリキュラムの違いもありますが、使っている教材にも違いがあります。
これから中高一貫校に子どもを通わせる予定のある保護者は、違いを知った上で適切な勉強方法を取り入れることが大切です。
特に、英語は苦手意識を感じやすい教科です。
最初から授業についていくことができなくなると、高校卒業まで苦手意識を感じたまま受験対策もしなければなりません。
そのようなことがないように、教材の違いについても知っておく必要があります。

● 中高一貫校は教材が自由に選べる 中高一貫校は教材が自由に選べる
一般的に使われる教材は、学習指導要領等に基づいて作成されたものを使っています。
使われている9割以上の教材が文部科学省検定済教科書です。
しかし、中高一貫校の場合は先生が自由に選ぶことができます。
選ぶ基準は先生によって異なりますが、基本的にはその学校ならではの教育方針や生徒の特徴にあったものが選ばれています。
先生が選んだ教材は最終的に校長が判断をして決定されており、公立校が使っている検定教科書はほとんど使われていません。
教材が自由に選択できるため、カリキュラムも自由に組むことができます。
例えば、中学範囲を早く終わらせて高校の範囲を扱うことで、高校3年生の授業はほとんど演習、受験対策にあてることができるのです。
中には、市販の教材を使わずに先生がオリジナルでプリントを作成する先生もいます。
中高一貫校で使われていることの多い英語の教材は、NEW TREASUREやPROGRESS IN ENGLISH21です。
このどちらかの教材を使っていることが多く、高校範囲も含まれているため公立校よりも2倍のボリュームがあります。
そのため、英語の授業スピードとボリュームの多さに苦戦する子どもも少なくありません。
授業スピードは変更することができないため、授業についていくには自宅学習がポイントになるでしょう。

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